香港料理とイタリアン☆どちらも蒸し料理
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あっという間に6月。2025年もまもなく折り返しですね。
6月の献立のひとつ目はまた中華。広い中国にはまだまだ美味しいものが沢山。5月の四川料理とは全く趣きが違う広東・香港料理です。飲茶でお馴染みの味を作ってみましょう。
一つ目はスペアリブのブラックビーン蒸し。飲茶で食べたことがあるアレです。骨やタレまでしゃぶりたくなる味付けです。
蒸すだけでアクや臭みが出ないのは、お肉の下処理がポイント。柔らかく臭みなく蒸しあげる本格的なコツをお伝えします。

↑ブラックビーンたっぷりが美味しさの決め手
ふたつ目はこちらも飲茶で人気の腸粉です。字面がちょっと怖いですが、薄く薄く蒸した米粉をくるくる巻いた形状が名前の由来です。本場のうす造りはちょっと真似できない技法なのですが、私が簡単に作れる技を編み出しておきました。
そして腸粉と言えばかかっている黒いソースが味の決め手。香港のレストランでは注ぎ口のついた大きなポットからじゃぶじゃぶとかけてくれますが、見た目と違ってしょっぱくなく、どちらからというと甘めのソースです。日本の調味料ではこの深いコクが再現しにくいので、今回は正式に中華調味料を使って本場の味を再現してみましたが、ご家庭にあるものでアレンジする方法も伝授しますのでご安心ください。

↑中に餡を巻いて蒸したスタイルの腸粉

↑餡をかけて蒸すスタイルもあります
上手にくるくるできなくても、写真のようにぶつ切りにして蒸す方法もありますので、当日の出来次第で臨機応変にまいりましょう。
続いて、レタスの温製です。生野菜を食べる文化がないためレタスも蒸していただきます。かかっているソースは腸粉とそっくりですが、より味わいの淡白なレタスの方は少し濃いめに仕上げます。
最後に薬膳風の広東スープを。手に入れやすいものだけで作るので「薬膳風」と先にお断りしておきますね。しみじみと滋養を感じるスープです。

↑地味すぎる見た目に反して味は抜群です
もうひとつの献立は久しぶりのイタリアン。
ひと品めはアクアパッツァ。イタリア語で「狂った水」なんていうネーミングですが、魚介をトマトやオリーブとともにさっと蒸し煮にしてスープといただく、イタリアの煮魚です。本来は丸ごと一匹のお魚を使いますが、骨周りに火が通りにくいので、夏の時短料理ではあえて切り身でも良いでしょう。魚介のお出汁とトマトやオリーブの旨味たっぷりのスープは絶品です。

↑当日の仕入れ次第で尾頭付きになるかも?
パスタはブロッコリーのアーリオオーリオ。日本とはブロッコリーの味わい方が全く違うのを体感してほしいパスタです。
