クリスマスメニュー2選
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今年も残すところあとわずか。
つい先日まで暑さに参っていたのに、気がつくと煮込みやオーブン料理の季節です。
12月はクリスマスや忘年会などパーティシーズンを意識した献立を2つご紹介。
※パーティメニューにつきまとめて調理して大皿盛りで提供するため、普段の全て自分で作るスタイルとは異なりますのでご注意ください
まずはクリスマス定番、ローストチキンをメインに据えた献立から。
丸鶏を焼く習慣はあまりない日本ですが、クリスマスシーズンにはスーパーでもみつかります。
丸のまま焼くのはハードルが高そうですが、下処理と紐かけさえ覚えてしまえば、さまざまな部位を一度に食べられて、最後は骨で出汁を取ることもでき、余すことなく楽しみ尽くせる、この時期ならではの贅沢です。
「このまま焼けます」と書いてあるスーパーの丸鶏、よく見ると下拵えが中途半端なことも多いので、下処理の仕方をマスターしたらもう安心。
臭みなく、中はしっとり外はパリッと焼くポイントをお伝えするので、せっかくですから美味しく焼きましょう☆
サイズに応じた紐の掛け方や、テーブルでのカットの仕方、正しい取り分け方などもご紹介しますので、これでいつお呼ばれ先でカットを任されても大丈夫!

チキンを焼くついでに野菜や果物を周りに並べて一緒に焼けば、副菜の野菜のグリルも同時に出来上がり。
サラダはグリーンの葉っぱにビーツとリンゴを使い、クリスマスカラーを意識します。
ビーツは焼くとほくっと瑞々しく、水煮とは一味違ってクセになる美味しさです。
焼きビーツの美味しさに目覚めたら、焼き芋焼くときにひとつビーツを忍ばせたくなりますよ。
スープは白い冬野菜を組み合わせて、味わい深いポタージュに。
一汁三彩の基本のポタージュをマスターして、様々な食材と合わせて季節のポタージュが作れるようになりましょう。

↑古い写真のため、解像度が低くてすみません…
2献立めは、スペアリブの煮込み。
冬に美味しい牛蒡を合わせ、こっくりと赤ワインで煮込みます。
一見すると不思議な取り合わせに見える牛蒡と赤ワイン、実はポリフェノール繋がりでとても相性が良いのです。
深い色に煮込まれた骨つき肉は柔らかくジューシー。華やかでボリュームもあり、チキンと違い取り分けも簡単です。
パーティーにもってこいの一品ですが、本格的な見た目とうらはらに作るのは意外と簡単です。

よく見るとお肉の下になにか見て取れますね。
付け合わせの里芋のピュレを敷いた上にお肉を盛り付けています。マッシュポテトよりヘルシーでおすすめのサイドメニューです。
洋風なのに牛蒡が入っていたり里芋を合わせたり、意外な食材の取り合わせが得意な一汁三彩の組み立てをご堪能ください。
副菜はレンコンとカブをじっくりとソテーしました。
付け合わせの野菜とは一線を画す、お野菜のポテンシャルが十分に引き出されたメインを張れるくらい存在感のある仕上がりで、さながらお野菜のステーキです。
写真は砂肝とマルメロのソースを合わせています。
主役は焼き野菜で砂肝はあくまで脇役ですが、ついでに砂肝の扱い方をマスターしましょうね。
低価格で高栄養価の優秀な食材です。
