スペイン料理と和食の二本立て☆パエリアor炊き込みご飯?
花粉が去って、梅雨入りするまでの、この季節が一年で一番好きです。
ひと通り春の野菜を食べつくし、そろそろ初夏や夏の野菜もちらほらと。
お野菜も彩り良く瑞々しく、気候が良いから箸も進みます。
ちょっと食べ過ぎても運動にも最適な時期ですから、代謝の良いここらでドンと、ご飯もの、いっちゃいましょう。
和食は夏にお勧めの枝豆の炊き込みご飯、洋食はパエリアです。

↑写真は2018年時のお教室風景より、生徒さんの力作です。
この日はどうやら、6名でご参加だったみたいです!!
お米と具を美味しいお出汁で炊きこむ、という点では同じパエリアと炊き込みご飯ですが、主役のお米の扱い方が全く違うのが特徴。
そのポイントを押さえると半分は成功したも同然です。あとは食材が勝手に美味しくしてくれます。
パエリアはスペインはバレンシア地方のお米料理で、野菜や肉、魚介を一緒に専用のパンで焼くようにして炊き込みます。
元々はお父さんがおうちで作る休日メニューが発祥らしく、豪快で迫力ある見た目ですね。
仕上げにレモンをしぼることでキュッと味が引き締まり、さらにアイオリソースを添えて味に変化をつけながらいただきます。
作り方にいくつか特徴があり、そのすべてが美味しい炊き込みご飯のコツの真逆に等しいのが面白いところ。パエリアがなんちゃって炊き込みご飯にならない秘訣をご紹介します。
ご家庭ではフライパンで手軽に作ることができますよ。

副菜陣もスペイン風にまとめました。
スープはガスパチョ。トマトとパンで作る冷たいアレです。完熟トマトを使って酸味と甘みのあるさっぱりした味わいですが、トマト以外の夏野菜やパンが入るため爽やかな割に栄養価が高く、夏にぴったりです。材料を揃えてミキサーがあればできる手軽さも高ポイント、一汁三彩的アレンジの簡単レシピでご紹介します。
副菜?主菜?としてトルティージャを作ります。
聞きなれないかもしれませんが、スパニッシュオムレツです。じゃがいもや玉ねぎを具にしたボリュームのある卵料理で、冷めても美味しいんですよ。
しっかりじっくりと火を入れるのがスペイン流です。
最後がアヒージョ。
ニンニクの効いたオリーブオイルで具材を煮て、熱々のままテーブルに。
素材の旨味がオイルにもしみ出しているので、このオイルにパンを浸しながら食べるのも一興です。
思わずお酒も進んでしまいますね☆

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※以前はこの他にイワシのサラダを付けていたのですが、最近はアニサキスが怖いので取りやめにし、その代わりアヒージョに魚介を追加しています。
和食はお教室初期からの人気メニュー。
下拵えした鶏肉と胡瓜を生姜の風味で焼くのですが、下処理のポイントを守れば、ほぼ放っておいても美味しく焼ける、炒めと焼きの中間のような主菜です。
少し粉をはたいた鶏肉は薄く衣をまとって、中はジューシー外はカリッと仕上がります。

副菜は煮浸しときんぴら。和食の基本をおさらいします。
煮浸しはお茄子と揚げと青菜で、シンプルだけど味わい深いひと品に。
ジュワッとお出汁を含むお茄子を色良く仕上げるには本来は素揚げが必要ですが、揚げずに美味しく時短も叶う作り方で作ります。
きんぴらは人参とごぼうで作るものが一般的ですね。
今回は変わりきんぴらとして、それ以外にもきんぴらに向く食材をいろいろ用意しておきますので、皆さまのお好みの組み合わせでお作りいただけます。
基本に忠実に人参とごぼうのきんぴらをおさらいするもよし、初めての組み合わせに挑戦するもよし。
たかがきんぴらと言わず、食感や彩りで作り分けるといろいろ楽しめて、レパートリーが広がったように感じられますよ。

そして、今回は枝豆ごはんです。
「豆ごはん」と言えば春のグリンピースご飯が代表選手ですが、枝豆ごはんもとても美味しいんですよ〜
炊き込みご飯はどの具材の時もポイントは同じですので、基本をしっかりおさえましょう。
写真は見映えを意識して枝豆を後入れするレシピで仕上げたものですが、味ならば最初から炊き込むレシピの方に軍配が上がります。当日は後者で作る予定ですが、ご参加の皆さまでご相談して決めましょう。

その他、お味噌汁は我が家の夏の定番、冷たいお味噌汁をご紹介します。
夏の暑い日にするする飲めるお味噌汁です。熱中症対策の塩分補給にも夏バテ防止にもぴったりです。
(当日あまりに寒いようなら温かいお味噌汁に変更します)
さあ。西のご飯or東のご飯、どちらにするか決まりましたか?
皆さまのお越しをお待ちしております。
