親子丼とお赤飯に春野菜がたっぷり☆
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私事ですが、2月は誕生月です。
ですが2月が苦手です。寒いし確定申告の準備に追われるし、最近までは祝日もなかったし…なんとなくやり過ごしているうちに、気付くと歳を取ってしまう、私にはあまり喜ばしくない月です。
3月もまだまだ寒いものの、日増しに春めいて店頭には春の食材がたくさん並び、ウキウキとたのしい気分になります。
そんな春まであと少しの3月の献立は、春野菜をふんだんに盛り込んでみました。
メインは親子丼とお赤飯です。
親子丼は主食と主菜を兼ねて、お赤飯には主菜をつけて、そこに芽吹きの春をこれでもかとたくさん使った副菜を合わせます。
↑ごま塩ふって☆
前半は親子丼です。
親子丼は鶏肉と卵さえあればできる簡単なお丼ですが、しっかりとお出汁を含んだぷりぷりの鶏肉をトロトロに仕上げた卵でとじて、丁寧に作ればどんなご馳走にも引けを取らない美味しさです。
とろっとつややかに仕上げるにはコツがありますが、知ってしまえばカンタンです。
↑お箸より、レンゲでかき込みたい…☆
副菜のひとつめは煮浸し。煮浸しは小松菜など青菜が定番ですが、今回は春野菜を使います。
春キャベツ、アスパラガス、スナップえんどうに絹さや…ジュワッとお出汁を含ませた煮浸しは、お浸しや塩茹でとは違った優しい味わいが、春のお野菜の淡い緑の色合いによく合います。
柔らかな食感に火を通したお菜が続くので、最後の一品はシャキッと歯触りのよい生野菜でバランスをとります。
はりはりと食感の良い大根に彩りと栄養を兼ねたお野菜やひじきなども加えて、サッパリとレモンで和えた和風のサラダです。
お椀ものにも春野菜をたくさん入れてお味噌汁に。
↑待ち遠しい春を食卓で先取りです
後半の献立は、お赤飯。
その昔、祖母に習った作り方は加減が難しい上、手間や時間がかかり、なかなか大変な作業でした。ところが嫁ぎ先で元調理師の叔母に教わったお赤飯は炊飯器で炊けるほど簡単で絶対に失敗しない上、この上なく美味しくて、お赤飯が得意料理になりました。
お祝いの席や晴れの日に、自分で炊いたお赤飯でお膳を用意できたら、さらに晴れがましい気分になれること請け合いです。
お赤飯には主菜に豚肉の西京焼きを合わせます。
味噌床に漬け込んで焼く西京焼きはお魚で作るイメージですね、もちろんお魚にも応用できます。
市販でも買えますが、好みの味付けに漬けた状態で冷凍保存しておけば、いつでもさっと取り出して食べることができて便利です。
↑じっくり焼き付けるのが好みです☆
副菜はこちらの献立でも春野菜をふんだんに使い、胡麻和えと酢の物に仕上げます。
それぞれの野菜の特性を引き出すように下拵えしたら、どの野菜を胡麻和えに酢の物に…と好みで作れますので、考えるのも楽しいですよ。
お椀ものは、主菜にお味噌を使うのでお吸い物を合わせます。
↑小鉢が酢の物、胡麻和えは盛り合わせにしました