ひとつ目の献立の主菜は、シュウマイ。
シュウマイは一汁三彩スタート当初からの定番献立で、ご自宅でのリピート率も常連さんの推し度も、圧倒的な人気を誇っています。
外食したりお惣菜として買ってくるイメージがあり、手作りされないご家庭も多いようですが、実は餃子より簡単に作れて、冷めても意外と美味しくお弁当向きと、おススメの中華お菜です。
なにより蒸篭ごと食卓に出した時のワクワク感は立ちのぼる湯気までご馳走で、蓋を取る瞬間に歓声が上がること間違いなしです。

↑ふたつの味を作り分けています

合わせる副菜も秋の人気もの。
スパイスを効かせてアレンジしたかぼちゃサラダは、オトナが楽しめる味わいに。
もうひと品は蓮根、こちらも季節を迎えますね。カリッと焼いて黒胡麻をまとわせた蓮根は、仕上げの隠し調味料でぐんと味が引き立ち、お箸が止まらないひと品に仕上げます。

お椀ものもひと捻りあるお味噌汁で、なんとニラを使います。
上手に作るためのちょっとしたコツを押さえたら病みつきになるお味です。

↑写真はいつかのお教室風景。副菜もお椀も毎回大人気☆

シュウマイを作ると皆さん思わず蒸篭が欲しくなってしまうようです。
蒸篭がなくてもご自宅のお鍋で同じように蒸す方法をお伝えしますが、それでも蒸篭が気になる人の判断材料になればと、来月も蒸篭料理をご案内する予定ですのでお楽しみに☆
二つ作ってみて、やっぱり欲しい！となった方へは蒸篭の選び方もご伝授しますね。

ふたつ目の献立は洋食。
スパゲッティ・ボロネーゼ、要はミートソースですね。
手作りされたことはありますか？
お野菜とお肉の旨味だけで作るのに、あっさりトマト多め、ワインを効かせて濃厚なデミグラス風と、季節や好みに合わせて簡単に作り分けが出来ます。
これからの季節はちょっとコクのあるソースがお勧め、たくさん作って冷凍保存しておけば、パスタ以外にもアレンジ可能です。

↑この撮影時はトマト多めのさっぱりボロネーゼでした

副菜には彩り良いサラダと話題のスマッシュポテトを。
サラダは卵を加えたミモザサラダに季節のマッシュルームも入れて、栄養価を上げていきましょう。
スマッシュポテトとはポテトを皮ごと潰してからハーブやスパイスと共にカリカリに焼き上げた最近流行りのポテト料理で、表面はカリッと中はホクッと、独特の見た目と食感が楽しめます。

その他、スープはきのこを使ってクリーミーに仕上げた、一汁三菜の人気レシピのポタージュです。
シンプルな数種の材料だけで、滋味深いポタージュが作れるようになるポイントをご紹介します。
季節に合わせたポタージュが簡単に作れるようになりますよ。

↑いつかの教室風景より。今年から副菜が副菜が変更になりました

一汁三彩のレシピでは、市販のコンソメキューブや顆粒出汁などは使いません。
ミートソースもポタージュもコンソメやブイヨンが入らないと不安になりますが、そもそもコンソメキューブや出汁の素は、天然素材から取る旨味成分の代用品ですから、旨味のある素材を使い旨味を上手に引き出せば、代用品を重ねて入れる必要はなく、ちゃんと美味しく仕上がります。
素材の優しい味に舌が慣れてくると、自然と薄味でも満足できるようになってきますよ。

ようやく、長時間キッチンに立って煮炊きするのが楽しい季節の到来です。
天高く馬肥ゆる秋10月、豊穣の秋で食欲の秋がやってきます。
ご飯が美味しい季節に、一汁三彩で秋の味覚を存分に堪能しましょう。

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